分数の計算がうまくできない
小数と分数が混じった問題になると、どこから手をつければいいかわからない
そう感じている人は多いと思います
でも、その原因は「分数そのものが難しいから」ではないかもしれません
この記事では、分数や小数でつまずいている人に、少し別の視点から考えてほしいことを書きます
分数が苦手な本当の原因
分数が苦手だと感じると、多くの人は「分数の練習をしよう」と考えます
でも、それで解決しないことがあります
なぜかというと、分数の計算には一桁の四則演算が土台として必要だからです
例えば、分数の足し算はこういう問題です
図の①〜⑥の赤い番号が、四則演算をしている場所です
一桁だけでなく、二桁の計算も登場します
しかもこれは通分・足し算・約分とステップがあり、それぞれの場面で計算が必要です
四則演算がスムーズにできない状態で分数に進んでも、途中でつまずくのは当然です
分数の練習動画を探している人の多くは「分数が苦手だから分数を練習しよう」と考えています
でも本当に確認してほしいのは、もっと前の段階です
足し算・引き算・掛け算・割り算を、ミスなく・すらすら答えられますか
そこに不安があるなら、まずそこから戻るのが遠回りのようで一番の近道です
理解は後でいい、まず計算ができるようになろう
もう一つ、分数でつまずきやすいパターンがあります
例えば、こんな疑問を持ったことはないでしょうか
- なぜ分母が違うと足し算できないのか
- なぜ割り算は分母と分子をひっくり返すのか
こういった疑問に向き合って、仕組みを理解しようとして手が止まってしまうことです
計算力と理解は、どちらも大切です
でも、順番があります
計算力がまだ育っていない段階で理解を先に追おうとすると、
理解にエネルギーを使いすぎて肝心の計算力が育たないまま先に進んでしまいます
また「理解できないからやりたくない」という状態になると、
そこで完全に手が止まります
これは数学が苦手になる典型的なパターンです
理解で満足するか、理解で苦しむくらいなら——
とりあえず計算だけできるようになって、余裕が出たときに理解していければ十分です
理解は後からついてくる(例え話:森の崖)
森の中に謎の崖があるとします
その崖を登るための道具(ピッケルとロープ)を渡されましたが、
使い方の説明は大雑把にしかされません
「なぜこの道具はこんな形をしているんだろう」と
先に理解を求めて立ち止まる人もいると思います
でも実際に崖に向かって見よう見まねで道具を使ってみることで、
とりあえず登れるようにはなっていけるはずです
最初はうまく使えなくても、何度もその崖を登り続けることで、
道具の使い方に慣れてくるでしょう
そして余裕が出てきたとき、
「あ、この道具がこういう形なのはこういう理由だったのか」と気づく瞬間が来ます
さらに使い込み続けると、最初の気づきだけでは見えなかったことも分かってきます
「この部分はこういう使い方もできたのか」「こっちの使い方の方が効率がいい」というように、
理解はどんどん深まっていきます
計算の練習はこれと同じです
分数の計算を繰り返しこなせるようになると、
「なぜ通分するのか」「なぜひっくり返すのか」が後から見えてきたりします
そして使い込むほど、その理解は深まっていきます
理解は後からでもついてきます
それでも、分数の「なぜ」が気になってしまう人は、
別の記事でまとめる予定なので、そちらを読んでみてください
|
こちらの記事
なぜ通分するのか、なぜひっくり返すのか|分数の疑問5つに答える
study-various.com →
|
まず一桁の計算に戻ってみよう
ここまでの話をまとめます
分数が苦手な原因は、分数そのものではなく、
その前の計算力に問題があることが多いです
だからといって、いきなり分数の練習をするのではなく、
まず一桁の四則演算に戻ることをおすすめします
確認してほしいのはこの2点です
- 足し算・引き算・掛け算・割り算を、ミスなく答えられるか
- すらすら答えられるか(考え込まずに出てくるか)
この2つができていれば、分数・小数の計算はずっとやりやすくなります
一桁の計算に不安がある人は、練習動画を使って確認してみてください
|
練習動画
一桁の四則演算 計算練習動画
YouTube で見る →
|
計算練習の具体的な方法や目安については、こちらの記事も参考にしてみてください
|
あわせて読みたい
数学が苦手な人は計算力が原因?一桁四則演算から見直す基礎
study-various.com →
|
|
あわせて読みたい
数学が苦手な本当の原因は?途中計算で崩れる正答率の差
study-various.com →
|








コメント